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のだめ徒然草その8 [のだめ徒然草]

梅雨時の楽器のコンディションはほんとうにたいへん。

自分もかつて弦楽器をかじったことがあるので
梅雨時のそれはほんとうに苦労したし
当時の自分の先生も部屋のコンディションや
楽器の移動時にケースにいろいろと細工したりと
かなりたいへんだったようです。

当然オーケストラもたいへんで
かつて来日したスイスの名門オケは
梅雨時に来日したことと時差ぼけ等もあり
かなり公演に難儀したようですし、
じっさい評判もいまいちでした。

たいてい梅雨時はオーケストラもたいへんなので
国内のオケはともかく外国から来るオケはこの時期避けるのがふつうなのですが
たまに知らぬが仏なのか招聘元がボケたのかはわかりませんが
この時期にたまに来日するオケがあり
ちょっと可哀想に感じたりしたものでした。

また最近では花粉の季節もたいへんで
マスクすることが見栄え上あまりよくないのか
花粉用のマスクをして演奏する奏者というのを自分はあまり観たことがありません。
ですが、よくみているとかなり辛そうな人や
セキや鼻をちょっとムズムズさせている方もいらっしゃるようで、
この時期演奏会を少し間引きした方がいいのでは?と、
かなり演奏者に同情してしまう演奏会にもでっくわしてしまいます。

ほんとうに日本での演奏会
上半期はなかなかたいへんです。

尚、梅雨時の湿気もたいへんですが
それとは逆に乾燥というのも大敵のようで、
アリゾナに初めて訪れたチェコのある名ヴァイオリニストが
そのあまりにも凄い空気の乾燥状態に驚き
楽器がこのままでは傷むと判断、
ホテル滞在時にお風呂や洗面所の水を出しっぱなしにして
部屋の湿度を上げて楽器のコンディションを守ったとか。

とにかく楽器はデリケート、
奏者はもちろんですが
その集団となるオーケストラとなると
その状態の維持はなかなかこちらの思う以上にたいへんな苦労があるようです。

ところで今回の話で
留学していたピアニスト云々という話がでてきました。

今では日本人の留学というのは決して珍しいことではないが、
半世紀近く前だとかなり珍しいし
それこそエリート中のエリートでなければ叶わないものがあった。
この話を聞いたとき思わず往年の名ピアニスト
安川加壽子女史のことを自分は思い出した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%B7%9D%E5%8A%A0%E5%A3%BD%E5%AD%90
[ウィキペディア(Wikipedia)]より。

戦争のため帰国したがもしそれがなければどこまで国際的なピアニストになっていたか。
帰国したとき口の悪い評論家の方が
「掃き溜めに鶴」と言って絶賛したほどだった。

またこの分野の草分けともいえる戦前の名ピアニスト
久野久子女史も忘れてはならない方なのですが、
この方の場合はあまりにも悲しい結末であったため、
今回ここではあえて触れません。

それにしてもミナコ・モモダイラ、どんなピアニストだったのでしょうか。


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阿伊沢萬

月栗様

nice! ありがとうございます。

あいかわらずなんとなく思いつくままに
ストーリーとは関係無いことばかり書いています。
いつこちらのネタが尽きるかとても不安ですが
尽きる寸前までは続けたいと思いますので
それまではひとつよろしくお願いいたします。
by 阿伊沢萬 (2007-03-05 23:09) 

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