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BLACK LAGOON (再改訂) [アニメ(2006放送開始)]

最近U局のアニメはとても元気。
「涼宮ハルヒ」「ストロベリーパニック」「吉永さん家のガーゴイル」「ひぐらしのなく頃に」など
かなりインパクトの強いものばかりでしたが
この「BLACK LAGOON」もそのひとつ。
http://www.blacklagoon.jp/

原作は知らない(というか原則自分は本をあまり読まない)けど
最初みたときは海賊と商社マンという組み合わせが面白く
また毎日が地獄の黙示録のような
危険な目つきをしている不機嫌モード全開のヒロイン?がいたりと
なかなかユニークな作品だっただけに
最初の何話を観れなかったのがつくづく残念に思ったものでした。

そんな中で最近観た第8話「Rasta Blasta」は前嵐祭みたいなかんじだった。
第7話の「Calm Down, Two Men」では
ちょっと乾いたかんじの大人の話だったが
この第8話はうって変わって緊迫感と妙な可笑しさが同居した話だった。

内容は誘拐された少年を荷物として受け取り、受け渡しにいく主人公達の話なのだが
それをとりかえしにくるため追って来たのがちょっとすごかった。

名前はロベルタ。
見かけはちょっとした秋葉系なのだが、
筋肉のつきかたもさることながら、
(取っ手を握ったままそのジョッキを割るくらいなのだから推してしかるべし)
その眼つきが少々尋常ではない。
ふだんは眼がねごしでみることができないのだが
写真に写っていたそれはかなり危険な雰囲気満点状態。

言葉遣いがとんでもないくらい馬鹿丁寧だけど、
誘拐された少年いわく「掃除も家事もヘタクソ」というのだから笑える。
ようするに「壊す、潰す」という以外は不器用ということらしい。
(集合写真でひとりカメラに向かって意味も無く殺気走ってるし…)

それがなんともいえないBGMにのって登場しあちこち歩きまわっているのが
またなんとも味があるというか変な哀愁感を漂わせたものがある。
しかもそれが来週の予告編の言葉を借りると「未来から来た殺人ロボット」となるのだから
面白くならないわけがない。

因みにヒロインのレヴィの声が
「SEED」ミリアリア・ハウや「ザ・サード」火乃香 と同じ豊口めぐみさんというのもこたえたけど
富沢美智恵さんと小山茉美さんが一緒にTVアニメに登場するというのもじつは驚き…
…というか、あまりこのお二方の共演をアニメでみたことが無いので
ひょっとしたらものすごく貴重な組み合わせなのかな?と思ったりしたものでした。

尚、第9話のタイトルは「Maid to Kill」
かなりたのしみです。

それにしてもメイド姿のターミネーター…、発想の勝利かなあ。
もっともグラスハートのメイド版といえなくもないのですが…。

※以下、6/4の感想。

というわけで、第9話の「Maid to Kill」は強烈だった。
特に後半はちょっと凄すぎる。

今までこれやりたくてつくってたのでは?
というくらい面白いし、ロベルタ強すぎ。
緊張感というかスピード感も迫力も
TVアニメとしては最高の部類だったような気がします。

しかしいろいろな洋画のそれを感じるシーンが多かったです。
ロベルタはだいたい「ターミネーター」がベースになってますし
逃げる方もかなりそれに近いものがありますが
車がとんでくるあたりは「ツイスター」+「ダイハード」
ロベルタが横転してショーウィンドウに突っ込んだ車から出てきて
その前で仁王立ちになるシーンは「パラダイム」みたいだし
参考にしたりパロったりとなかなか賑やかなつくりとなっていました。
しかもそれらがじつによくハマっていたせいか
これがまたけっこう効果満点で
かなりの盛り上がりもみせていました。

それにしてもラストのロベルタのせつない眼差しがまた泣けます…

次週はいよいよ、怖い女性TOP3が一同に会するのですが
最後はちょっとした「遠すぎた橋」になるという噂も…
とにかくひさびさにドキドキワクワクもののアニメをみました。
スプーナー刑事VST-800の戦いとなる
次週もおもいっきりたのしみです。

しかし白く狂気を孕んだように光るあの眼鏡はほんとこわい
(戦闘シーンでたまにみせる眼もおっそろしいが…)
その姿に潜在的に怖さを自分が感じているのは
子供のとき死ぬほどヒビらされたフラットウッズモンスターの写真と
ロベルタの眼鏡姿がどこか相通じるものがあるからなのかもしれません。
ただ若様にはその眼鏡越しのもうひとつの眼差しがみえてはいたのでしょうが…。

余談ですが、6/4-6/5にかけてのMX+千葉テレビ
稀に見る激しい60分でした。

※以下、6/11の感想。

まあ、最後は古典的というくらい綺麗にまとめたといいましょうか
ある意味怪獣映画的幕切れといいましょうか
なんとなくキングギドラ対ゴジラ対モスラ…かな
というかんじでした。

ただあの怪力ロベルタが最後はガス欠したのか
レヴィと互角に殴りあうくらいまでパワーダウンし
途中マウントをとられていたのにはちょっと?でして
まあ片方はずっと走るは撃つは飛び捲くるはだったのに対し
片方は直前までぐっすりと休養万全だったこともある…
ということにしておきましょうかというかんじではありました。

それにしても「ひたむき」(それがテロリストになった要因でもあるのですが…)かつ「不器用」で
メイドと眼鏡とダイハード?という、三種の神器を持ち合わせたロベルタ
なんかこのまま退場というのももったいない気がします。
これだけはちょっと残念でした。
(あと車上で両手で銃を抜いた瞬間がナウシカのユバ様にみえたのがなんとも…)

ところでこの作品もそうですが
最近の深夜アニメはベテランの声優さんがよく登場します。
これは観ている層も考えてのことなのでしょうが
けっこう嬉しいしなにか得したような気持ちになります。

また気のせいかもしれませんが
若い声優さんも何かいつもと違って
ちょっといい意味で気が張っているというか
なんともいえないやりやすそうなかんじを受けました。
けっこうこの流れっていいかんじがするので
これはこれでしばらくは続いてほしいという気がします。

余談ですが今回の第10話で
バラライカ役の小山茉美さんが十八番としている
流れの中に別の流れをちょこっとつくる
あの独特でコミカルかつ粋な台詞まわしというのがひさしぶりに聞けました。
最近なかなかこれを聞く機会がなかっただけに、これまもまた収穫でした。


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