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戦国魔神ゴーショーグン [アニメ(20世紀)]

今年の7月に放送二十五周年を迎える大傑作!

北条真吾(V/鈴置洋孝)
キリー・ギャグレー(V/田中秀幸)
レミー島田(V/小山茉美)
ブンドル情報局長(V/塩沢兼人)
ケルナグール司令官(V/郷里大輔)
カットナル将軍(V/木原正二郎)

原作・構成:首藤剛志

という作品で
ほんとうはもっとレギュラーの声優さんがいるのだが
正直この6人でほとんどストーリーができているといっていいし
グッドサンダーチームの上三人とドクーガの下三人衆で
ひとつのゴーショーグンチームといっていいのかもしれない。

とにかく全員が全員完全な個人経営の商店主なのだ。
チームワークがあるのかないのかわからないし
みんな何がしかのお約束をもっていて
それがとんでもなくドライな会話として
敵味方関係なくバンバン飛び交っているのだから
途中からみたら「この人たち何?」となってしまうこと間違いなしだろう。

中でも小山さんのレミーと塩沢さんのブンドルは
ほとんど敵味方というよりとことん口の減らない喧嘩友達といったかんじで
本気とジョークを寸止めでブラックにやりまくるその会話は
正直「格好良い」しスマートで嫌味がない。
互いに手の内や考え方がわかりきってしまっている上
どちらも明け透けに裏表なくストレートにうちまくっているからなのだろうけど
今見てもクセになりそうなやりとりである。

またレミー島田とブンドルの二人が各々の要となり
かつ相手方にとっても要となってしまっているので
結果的に六人がじつにバランスのよい
水は漏れるもののがっちりとしたアンサンブルとして完成しているので
じつに安心してみていられるのが
このゴーショーグンの人間関係の特長といっていいと思う。
(予告編のナレーションなどもその例のひとつ)

それにしても塩沢さん演じるブンドルの存在感は強烈だった。
病的ともいえる自己陶酔&毒舌
そしてポイントポイントで狙わずして笑いのとれるその存在感は
20世紀最後の四半世紀において
もっとも強烈な個性というか異彩を放ったキャラのひとりだったといえると思う。
なにしろ強いしそこそこ絵になる?し、しかもお約束もあるし笑いもとれる。
ある意味すべてを兼ね備えたキャラクターであり
すべてを兼ね備えてしまったらこそ変になってしまったキャラクターでもあるのだが
そのキャラクターをあそこまで自在に演じきった塩沢さんの演技力は
ほとんど「天才的」といっていいほど素晴らしいものがあった。
塩沢さん無くしてはゴーショーグンは無かったといっていいのかもしれない。
それくらい素晴らしいものだったし、いくら絶賛してもしきれないくらいのものがあった。
(小山さんのレミーがあれだけ見事に光を放ったのも
塩沢さんのブンドルという存在無くしてはありえないものだった!)
http://blog.so-net.ne.jp/ORCH/2006-04-11-3
(当blogの塩沢さん関連の頁)

ゴーショーグンはそういう意味で
メカよりもキャラクターの強烈な個性が前面に出たことによってその名前を後世に残した
なかなか面白い、しかも極めて忘れがたい印象を残した不朽の傑作でした。

「オレには何もなかった」
「美しい…」
精神安定剤一気飲み!

そして…

「See You Again~♪」

※2006年5月10日。塩沢兼人さんの七回忌の日に。


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