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比企谷八幡にみる難しい部分 [アニメ(2015放送開始)]

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」
http://www.tbs.co.jp/anime/oregairu/

という番組が今放送されている。

そこの主人公に「比企谷八幡」という人間がいる。

hh.jpg

じつはこの人間の評価が世間のそれと自分のそれと、
随分かけ離れているのに最近ちょっととまどっている。

世間では自ら汚れ役を買って出る男気のある奴、
という感じで評価されているがじつは自分にはそうは思えない。

ではどう思っているのか。
正直かなり辛辣なので、
読みたくない人はもうここでやめた方がよいと思う。

比企谷八幡。

あまりにも周囲を信じてない。

というより自分が犠牲になればうまく回るという考え方は、
一見綺麗で美徳なそれにみえるけど、
それは自分以外を信じていないという裏返し、
つまり他人の表層的な動きは捕まえられても、
その内面を見透かせるだけの人生経験というか、
撃たれて得る類の経験値が無さすぎるあらわれではないか。

もっときついこと言えば、
自分の内面が傷つくのをいちばん恐れているのが自分自身。

外面はいくら傷ついてもかまわないから内面だけは勘弁してという、
かなりの弱さをじつは押し隠しているようにみえてしかたがない。

このあたりは特に二期になって顕著になってきている。

雪ノ下や由比ヶ浜 はそのあたりがうすうす見えているだけに、
余計そのあたりが苛立たしく感じているのかもしれない。

とにかくなんというか、
他人をなんとかしてやってあげようということよりも、
無意識に自分を装うことに力を入れ、
結果まわりの人間の能力を軽視するかのような行動をし、
「俺はおまえたちよりあたまがいい」
という自尊心を心の拠り所にしているような、
そんなふうにすらここ数話は感じられる。

もちろん本人はそんなことを思ってはいないだろうけど、
その行動をもし膝詰めて今のような言葉で詰めていったら、
おそらく逆上してそのまま席を立ち二度と会話をすることなどないだろう。


このためなのか、
一期のときのような面白さというか、
斜に構えた面白さはかなり後退、
自分本位の鼻持ちならないような雰囲気が、
この二期は最初からしていて、
正直みていてちょっと不機嫌になりつつある。

まあこの先どうこの鼻持ちならない雰囲気と、
そこから醸し出される閉塞感が変わっていくかは分からないが、
久しぶりにみていて不機嫌になる、
だけどそれどいて目を離せない作品とキャラに出会ったと、
そんな今はかんじです。


とにかくこれからを、
複雑に楽しんでいきたいと思います。


そういえばこのまえ北鎌倉から雪ノ下をとおって比企谷の妙本寺まで歩き、
そのあと由比ヶ浜商店街をぶらぶらと歩いた。

関係無い話で〆。



余談ですがじつはこの項のタイトル。最初は、

「比企谷八幡にみる汚い部分」

というかなり挑発的なタイトルだったんですよね。

ただ本文すすめていたら汚いというより、
弱いというイメージの方が強くなってきて、
それで結局「複雑」という言葉に置き換えてしまいました。

比企谷八幡に対するイメージが今後自分の中でどうなるか。

じつはこれもまたこのアニメにおける楽しみだったりします。


※その後5話をみた。

あまりにも小町ができた妹で泣けた。

しかしほんと悠木さん自然な演技がうまくなったなあ。
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