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オスカー・ピーターソン1987 [JAZZ]

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Oscar Peterson The Quartet Live Featurring Joe Pass

Oscar Peterson(piano)
Joe Pass(guitar)
David Young(bass)
Martin Drew(drums)

1. CAKEWALK
2. LOVE BALLADE
3. SOFT WINDS
4. YOU LOOK GOOD TO ME
5. MY ONE AND ONLY LOVE
6. NIGERIAN MARKET PLACE
7. COOL WALK
8. I CAN'T GET STARTED
9. COME SUNDAY
10. REUNION BLUES
11. IF YOU ONLY KNEW
12. SUSHI BLUES
13. BLUES ETUDE

1987 2/28 五反田簡易保険ホール


1987年前後はキース・ジャレットをはじめ
多くのジャズピアニストを聴いた時期だったが
その中には4年ぶりに聴くオスカー・ピーターソンも含まれていた。

ピーターソンは自分がジャズを好きになる前に知っていた、
数少ないジャズの巨人で、
初めて知ったのはNHKのテレビ番組
「世界の音楽」でそのライヴが放送されたときだった。

そのパワフルでガンガンおしてくる演奏に
ジャズのジの字も知らなかった自分でさえも
その演奏に魅了されたものでした。

ですがその後しょっちゅう来日していてくれた割には
なぜか自分は聴きにいくことがなかったのですが
1983年のJATP来日時に、
ピーターソンもメンバーとして同行するということで、
ようやく初めてその実演に接することができました。

初めてみたピーターソンはとにかくデカイ。
ピアノの前にその小山のような巨大な身体が座ると、
その目の前のグランドピアノも小さくみえてしまうどでした。
初来日時に座っただけでピアノの椅子を折ってしまっという話も、
これなら当然と思ってしまったほどでした。

だが一度弾き出すともうその凄さは半端ではなかった。
手数の多い弾き方でガンガン弾きまくり、
しかも猛烈にドライブしてくる。
他の三人のメンバーとともにとにかく一丸となって、
迫るように弾まくってくる。

「うーん、やっぱ凄いなあ。」

これがそのときの偽らざる実感だった。
でその後ピーターソングループだけ再度聴きたいとおもっていたが、
しばらくそういう機会がなく
1987年にようやくその機会がめぐってきました。

自分の行った追加公演は正直ガラガラでしたし、
ベースが四年前とは変わっていたものの、
それでもあいかわらずのその演奏に
当時風邪気味だった自分も大いに満足したものでした。

今回ここで紹介するDVDはその追加公演に先立って行われた、
別の日の東京公演でのライブ。
ここでも冒頭からあいかわらずの強烈なノリが爆発。
そして他の曲ではじっくりと聴かせるバラードあり、
ギターのジョー・パスもあいかわらずの超絶演奏、
とにかくもう盛りだくさんの九十分近いライヴ盤で、
最高に「ごちそうさま」という感じでした。

またいつか聴きたいと思ったものの、
その後なかなかその機会がなく、
パスはその後グループを離れてしまいました。

そしてその後1993年にピーターソンが病に倒れ、
翌年パスが逝去したことにより、
このサウンドは永遠に失われてしまいました。

このDVDはそんな在りし日の
ピーターソン4の名演を記録した
とても貴重かつ素晴らしい内容となっています。

それにしても最後の「BLUES ETUDE」での
その圧倒的なピーターソンのプレイを観ていると、
ピーターソンが亡くなって今月23日に
もう三年もたってしまうというのが嘘のようです。

OP.png

音質画質ともなかなかのものですし、
国内盤(YMBZ-30117)は期間限定価格とのこと。

もし機会があれはぜひお聴きになってみてください。
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