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アニメ検定トークセッション第6回雑感 [アニメ検定]

アニメ検定トークセッション第6回
テーマ:「脚本と演出、美術と設定」

日時:2007年11月3日(土) 13時30分開始
会場:文京学院大学・文京学院短期大学 本郷キャンパス

出演:アニメ評論家 氷川竜介

というものに行ってきました。
11/23に行われるアニ検がらみの講習会のようなもの。
第3回以降仕事や風邪で行けなかったので久々の受講と相成りました。
それにしても前回行けなかったのは悔いが残る
勝股さんの話は聞きたかった…。

今回は公式サイトにもあるとおり
「アニメを楽しむ上で注目すべきことは、いったい何か?」
ということをからめたお話しということで
ただし検定に直接かかわるような話しはほとんど無かったものの
かなり話しは密度が濃いものとなりました。

流れとしては
現在ネット等でも頻繁に行われている
アニメを語ることへの自らの立ち位置を明確にした後に
それに対する問題定義
そしてそれらがなぜ問題なのかを端に発して
脚本、演出、そして美術へと話しが展開されていきました。

氷川さんの話は自分と考えがよく似ていたせいか
じつにその言わんとすることがよくわかったのですが
特に印象が残ったこととしては


ある話をみて面白かったと感じるのはドラマ(=感情)の部分であり
印象が残るのはストーリー(=論理)の部分であるということ。

という部分。
これけっこう大事というか見落としている部分だと思います。あと、


脚本が悪いという意見がよくネット上にはあるが
本来脚本はそれ自体が完成されたものではなく
しかもいろいろなものがあとから付加されそれ自体が変わってくるため
脚本が悪いと感じられるものは
単に説明するという意味ではなく
作品に対する感情の共感の入りが脚本上云々というだけだない部分で
上手く出来ていないということではないか。

というものもありました。
じゃあそれはなんなのかというと
まあ音楽でいうスコアだけみてダメというのと同じで
かつてシューマンがワーグナーの歌劇「タンホイザー」のスコアをみてダメといったのに
その上演をみたら物凄く感動したという話しがあったように、
作品みただけで脚本の優劣は一概に評価できないということなのでしょう。
あまりよくない例えで申し訳ありませんが…。

他にもけっこういろいろと興味深いものが多く
それらを全部あげていくと問題がでてしまうのであれなのですが
とにかくこれからの自分の音楽に対する考え方にも
とても役に立つ考え方がたくさん盛り込まれた講習会でした。

いやあこれは楽しかったです。
ただ私事ですが途中風邪がぶり返して
ちょっと意識がとびそうになったのは残念でした。
今回は氷川さんが事細かく本日の内容をプリントにして配っていただけたので
これからも何度も繰り返し読めるのがとにかくありがたいです。

あと氷川さんは「アニメ評論家」という自分の肩書き
特に「評論」というものに疑問を持たれているようですが
これは最近クラシック音楽においても
山崎浩太郎さんや山尾敦史さんなどにもみられるような動きで
このあたりもとても興味がありました。
時間があればぜひこのあたりの理由をお聞きしたかったのですが…。

とにかく氷川さんのお話は
90分という時間をフルに使った濃縮膨大なものでした。
「BSアニメ夜話」をふだんおろそかにしている人間にとっては
見るもの聞くもの新鮮でしたし
また現在自分の散らばった状態にある
いろいろな考え方をひとつの線で繋ぐことができた
とても貴重な時間でした。

それにしてもこの企画はいいですね。
来年以降も機会があったらぜひ続けてほしいものです。
期待しています。

ところでアニメ検定の〆切りが終了した。
http://aniken.jp/index.html
ついに申し込んでしまったが正直自信は無い。
とにかく第一回ということで記念参加という意味あいが自分は強くなるかもしれないが
でもやるからには受かりたいというのも正直な感想だ。
日商簿記、電卓、漢検、ワード、は三級をもっているので
なんとか三級は受かりたいところだけど
問題集をやっている限りかなりその道は厳しいという感じだ。
今回は試しに3~5級受けようと思ったが
当日午前中どうしても外せない用ができてしまったため
3~4級のみの受験となった。

11/23、試験当日の感想
そして後日発表の結果もどうなろうが潔く公表したい。
ただ今回の講習会をみても思ったが
ひょっとして自分が最年長受講者になってしまうのでは?
という感じがしてきた。
漢字検定や簿記ではそんなことはなかったがちょっとそれもまた気になってきた。
無謀な挑戦なのだろうか?

検定試験と名のつくものは2002年の漢検準二級以来五年ぶり。
そのときは受かったが今回は何度も言うがそのときよりもかなりキツイ。
とにかく今月23日!待ったなしである。


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