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ハトとヤマバト [ひとりごと]

ハトというと自分にはよく街にたむろしている「カワラバト」、
いわゆるハトと呼ばれるそれがすぐ浮かんでくる。

1024px-Columba_livia_in_Japan.jpg
wikiより

平和の象徴というけど、
じつは自分には「はとバス」には申し訳ないけど、
印象はかなり芳しくない。

それは糞害等の問題もあるけど、
人が外で何か食べているとすぐさま足元によってきて、
そのおこぼれにあずかろうと群がってくるからだ。

そこに最初はハトがいないものの、
食事をしだすと1分も経たないうちに近くに飛び降り寄ってくる。

それは横浜の帷子川でパンを食べていても、
秋葉原でケバブサンドを食していてもまったく変わらない。

自分はそのためこれらのハトを、
「物乞いバト」もしくは「乞食バト」と呼び、
ひじょうに忌み嫌っている。

以前はよくノラネコが嫌らしく喉を鳴らしながら寄って来たけど、
最近はハトが別の意味で喉を鳴らしながらやってくる。

ほんとうに人に媚びた生き物と自分にはうつってしまう。

というわけで自分はこれら通称ハトとよばれているカワラバトが本当にダメ。


因みに余談ですが上でちょっと触れた糞害だけど、
このカワラバトは伝書鳩やレース鳩としても使われているが、
Wikiによると
「地磁気を鋭敏に感知できる生体磁石の能力も持っている」
という能力がそれに関わっている可能性があるようで、
そのせいか磁気に弱く磁石を忌み嫌うらしく、
それを利用して寄り付かないよう糞害の対策をしているところもあるとか。


そんな自分の家の近辺にはカワラバトはほとんどおらず、
かわりに通称ヤマバトと呼ばれている「キジバト」がよくいる。

キジバト.jpg
wikiより

これらは本来山間部に住んでいるため、
自分のような山がそこそこ近い郊外では珍しくない。

たまに電線の上などに止まっているが、
近くで見れば首にカワラバトでみかける緑のラインがないので分かるが、
遠くからみているとカワラバトとあまり見分けがつかない。

ただあの独特の鳴き声、
特に山などにハイキングにいくとよく耳にする声を聞くと、
これがキジバトかどうか遠くでもすぐ分かる。

それは誰もが耳にしたことがあると思われる独特の

「くぅおくおぅ、ほうーほうー。くぅおくおぅ、ほうーほうー」

というこの特徴あるリズムと節回しのそれを何度も繰りかえすそれ。

※これはwikiでは「ホーホーホッホー」「テーデー ポッポー」といように、
いろいろと表現されている。
https://www.youtube.com/watch?v=qYAOo43QQYo

このキジバトはカワラバトほど人になつかないため、
農業を営んでいない自分には直接利害はなく、
またその鳴き声もよく山中で聞くせいか、
個人的に近所で聞いても森林浴的な心地よさを感じてしまう。

なのでそのイメージは個人的にはすこぶるいい。

同じハトなのにと思うかもしれないけど、
やはり個人的な体験というものが大きいのだろう。


因みになんでこんな事をいきなり書いたかと言うと、
今日もまた近くでずっとキジバトが、
そのやや籠り気味の中音域で朴訥に鳴いているのが聞こえたので、
とりとめもなく書いた次第です。

しかしなあ、
シェーンベルクの「グレの歌」に「山鳩の歌」というのがあるけど、
あれにそんなものが歌えるようなイメージは少なくとも自分にはわかない。

そういう意味では、それを考え出した人の感性はある意味只者ではないと思う。



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